利率で見るおすすめの学資保険の見分け方

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子供が生まれると将来の教育費用をどのように準備するかを考える必要があります。自分でこつこつ貯金するというやり方もありますが、ついつ使ってしまいそうということであれば、一定の期間に定期的に積み立てられる学資保険がおすすめです。

もっとも、学資保険と言っても様々なタイプがありますので、以下では利回りに着目したおすすめの商品の見極め方を紹介します。

学資保険の2つのタイプ

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学資保険というのは、子供の将来の教育資金を貯めるとともに、親に万が一のことがあった場合に備えるという2つの機能を有する保険商品です。保険ですので、提供しているのは保険会社になるのですが、同じ学資保険でも貯蓄機能を重視したものと、保険機能を重視したものの2つのタイプに大別されます。

どちらの機能を優先するかによって、選ぶべき学資保険のタイプは異なってくるわけですが、例えばすでに生命保険に加入しているので、教育資金の積み立てを重視したいという場合には、貯蓄型の学資保険を選択すると良いでしょう。

学資保険の利率とは

金融商品を選択する場合、一般的に注目されるのは、元本が最終的にいくらになって戻ってくるかを表す利率ですが、学資保険の場合はそれに相当する値として払戻率という概念が用いられます。払戻率というのは、最終的に受け取ることができる保険金の総額を支払った総保険料額で割ることで算出される値で、高ければ高いほど利回りが良いということになります。

例えば、毎年10万円ずつ10年にわたって保険料を支払えば、15年後に108万円の保険料が受け取れるという商品の場合、その払戻率は108パーセントです。

一方、同じ108万円を受け取れる商品でも、支払う保険料の総額が90万円だと、その払戻率は120パーセントですので、単純に利回りだけを考えてこの2つを比べると、後者の方が良い商品と言えるでしょう。

高い払戻率の学資保険とは

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教育資金の準備の目的で学資保険を購入する場合には、払戻率の高い商品を選ぶのが鉄則ですが、実際には払戻率は青天井というわけではありません。

1990年台前半のように、市場金利が高い時代には学資保険の利回りもかなり高かったのですが、長らく低金利時代が続いたために保険会社としても110パーセントを超えるような学資保険を組成できなくなっているのです。

そのため、返礼率が100パーセント以上で110%になるべく近い商品を選ぶようにすると良いでしょう。

払戻率に注目して学資保険を選ぼう

同じ商品でも学資保険の払戻率は時期によって一律ではないため、一概にどの商品がもっとも良いということは困難です。インターネット上には払戻率のランキングサイトが数多くあるため、加入を検討する場合は、そういった情報を参考にしてそのタイミングで一番払戻率が高い商品がどれかを見極めるようにするとよいでしょう。

関連資料「【 学資保険ランキング早見表 】加入者が語る学資保険メリット・デメリット」https://if-gakushihoken.com